理事長所信

勇往邁進

【はじめに】

 公益社団法人こだま青年会議所(以下、こだまJC)は本年度で58年目を迎え、これまで承継して来られた敬愛する先輩諸兄姉の皆様、ご協力をいただいた行政や地域住民の方々に敬意と感謝をいたします。
青年会議所はなぜ運動しているのか。私たちは「修練・奉仕・友情」の三信条を掲げ、青年経済人20歳から40歳の集まりという年齢制限に加えて、単年度制の1年間完結型の事業を行っています。その仕組みがあることで新鮮で新しい発想が生まれ、多くの仲間と議論を重ね、柔軟かつ迅速に地域課題や明るい未来を創る為に取り組むことができます。これは青年会議所でしかできないことです。
 私はこの地で生まれ育ちましたが、地域社会や地域課題に関しては一切無関心でした。そんな私に成長の機会を頂いたのは2022年入会したこだまJCでした。私が意識変化したように「このまちを良くしたい」と想うJCメンバーが増えることで、次世代へ承継できる持続的な組織となり、地域に与える影響も広がっていくと確信しています。
 時代の変化に対応しながら、活力溢れた私たちだからこそできる運動を、この愛するこだま地域の未来の為に、2026年度も邁進して参ります。

【時代の変化対応】

 こだま地域は災害が少ないと言われており、都心へのアクセスが良く、豊富な農産物も多いことから住みやすいまちに選ばれるようになりました。災害が少ないとはいえ、不測の事態に対応できる防災意識を継続させる為に、地域団体や自治体での取り組みや発信を継続的に行うことが必要です。直近ではこだま地域で「防災庁を誘致」する取り組みも行われており、地域住民や未来を担う子ども達への意識や知識を向上させることは必要不可欠です。
 地域の拠点や企業誘致が増加することで経済効果が見込まれ、移住者が増えればこの地で結婚や出産をされる方々も増えます。JCは20歳から40歳までのメンバーで構成されていることから、育児と両立しながら運動を続けているメンバーも多い状況です。安心して暮らせる住みやすいまちを更に推進する為に、私たちの視点で調査研究を行い、行動することでこだま地域の未来へ繋がる運動を取り組んで参ります。

【地域社会の課題を顕在化~地域の未来の為に】

 子どもは未来を担う宝です。青年会議所は地域社会により良い変化をもたらすためにリーダーシップの開発と成長の機会を提供する使命があります。現在は社会構造の変化や人々の価値観や生活様式も多様化している時代です。またデジタル普及の影響による地域の子供たちが繋がりの希薄化も見られます。人間関係の希薄から子どもの主体性や対話の減少からコミュニケーション能力に課題を感じている実態があります。私たちは子どもたち同士での交流をしながら挑戦する機会を提供し、他者と協力しながら仲間や周りの支えていただいている方々に感謝を伝え、学校では経験できない成長の機会を提供します。そして昨今増加している災害に対して関心を持ち、不測の事態でも自ら考え行動できる力を身につけ、その力を地域社会に発信して周りを巻き込むことが子どもたちの成長と自信に繋がります。
 また地域経済の課題として中小企業では研修制度や教育制度が整っていない現状があります。青年実業家であるメンバーと地域で事業をされている企業の方々にリーダーシップの開発と成長の機会を提供していきます。知識は大切ですが、実際に体験した方から得られる教訓や洞察は、教科書には載っていない貴重なものであり、私たちの成長に繋がると考えます。

【地域間連携と地域活性化】

 私たちは多くのこだまJCメンバーと共に運動をします。そしてこだま地域には行政や自治体、多くの地域団体や企業、地域住民の方々が存在します。青年会議所としてより多くの人々に影響を広げて興味を持って頂き、地域間連携を深めることで青年会議所の役割が達せられます。その中で多くの方と出会いながら事業構築行うことで、持続可能な組織に繋がっていきます。地域特性を活かし、地域の方々と連携を深めながら私たちの大きな強みである活力を創出し、たくさんの出会いが溢れることで新たな価値を文化に変える運動を行います。地域間連携と地域活性化に繋がる運動の1年間の集大成として、特別な事業を多くのメンバーと共に事業構築を行うことで、メンバーの成長と持続可能な組織へと繋がります。
 また本年度は活動エリアで選挙が行われる年であります。政策や具体的な解決策の主張を聞く場を設けることで若い世代も関心を高め、同じテーマで候補者ごとの主張を比べる事が出来る大変貴重な機会となります。特定の候補者や政党、特定の主義・主張に偏らないよう、公正・中立な立場で事業構築を行います。

【地域経済の変化を生み出す提言】

 こだま地域の特性を発揮できる未来を見据えて政策立案をし、「提言・体現・具現」させることがこのまちの新しい未来へと繋がっていきます。地域社会の課題を調査研究し、地域特性を活かして地域の魅力や住みやすさが向上し、今後の経済情勢を考慮してまだ見ぬ経済環境を作ることで新たな需要を生むための事業を行って参ります。こだまJCは地域の青年経済人が集う団体であり、こだまの未来を創ると計策で掲げながらも、まだ地域住民に認知されていない現状があります。こだまJCとしての運動内容や地域の魅力を様々な場面で対外に発信し、「こだま地域にこだまJCあり」と地域住民から想って頂けるような運動を展開します。そして地域の方々の賛同や参加者を増やし、仲間の広がりに繋がる発信をしていきます。

【持続可能な組織づくり】

 これまで多くの先輩諸兄姉の皆様方の力で、58年の歴史を紡いできたこのこだまJCを承継していく為に、「数は力」「影響力は人数」組織として最大の武器となる会員拡大運動を2026年度も展開していきます。また新入会員がこだまJCで活躍できるよう入会後のフォローアップを行い、新しい時代へも持続可能な組織づくりを推進します。私が経験した「役職が人を育てる」。得られた経験や成長の機会を多くのメンバーに伝えながら、1つ上の役を全員が意識する事で、持続可能な組織づくりに繋がっていきます。組織運営に対しても新しい時代に変化対応し、メンバーが参加しやすい環境構築を行います。
 私は入会当初、なぜ遅い時間まで様々な議題に対して会議をやっているのか疑問に思ったこともありました。しかし青年会議所はその名の通り会議を通じてこの地域の未来の為に議論を重ねる団体であります。その中で時間は無限でなく有限であり、私たちの若い時期は仕事、家族、仲間、趣味などやりたい事がたくさんある中で、時間はかけがいのないものです。だからこそJC運動において会議体等も常により良く効率的に意見を出し合い、最大限の効果が発揮されるような運営に改良を重ねていきます。

【結びに】

 時代の変化に対応しながら、若き私たちでしかできない新しい事へ挑戦することで多くの壁にぶつかり、失敗や思い通りにいかないこともあります。私の持論で「越えられない壁はない」、その経験は挑戦しているからこそ体感できるものであり、JC運動で得た経験や成長の機会はこの先の人生で必ず糧となると信じています。準備8割実行2割と準備は非常に大切だと商売やJC運動をしながら日々感じています。スケジュール管理や計画性のある事業構築が推進できるよう、新たな役職に就くメンバーに対し経験のあるメンバーが連携してフォローしていきます。またJCメンバーは同じ青年経済人として運動を展開する中で、互いを尊重し合いながら各種ルールや規律を守って地域の模範となる行動言動を心掛けて参ります。
 同じ時間を使うなら楽しい方が良い、せっかくやるなら本気で運動したい、常に前向きな議論をしたい、そんな前向きな雰囲気づくりを理事長自ら創出していきます。
 私の生まれ育った大好きなこだま地域の未来と、入会してからたくさんの出会いと成長の機会を頂いたこだまJCとメンバーの成長の為に、1年間という限られた任期である2026年度第58代理事長の職を全ういたします。
1年間どうぞ宜しくお願いいたします。

基本理念

全てはメンバーの成長と地域の未来の為に

基本方針

地域社会の課題を顕在化
地域連携と地域活性化
地域経済の変化を生み出す提言
持続可能な組織づくり

スローガン

今こそこだまの若き力を

第58代 理事長 根岸 祐真